Staying well at work by job crafting     

by Janne Kaltiainen and Jari Hakanen, Finnish Institute of Occupational Health, Finland

What parts of my work do I find motivating, engaging and most beneficial for my well-being? What can I do to get more of these things in my work? 

After beginning to feel stressed, slightly bored and “in a rut” at work, a nurse with a long career and strong professional expertise began to ask herself these questions. The answers to these questions led her to begin mentoring some of her younger colleagues, helping her to feel more competent in her work and more connected to her colleagues, and to again find meaning in her day to day routines. This small change to the way she did her job improved her work-related well-being, and importantly, did not harm the overall operation and effectiveness of the hospital. Rather, her colleagues felt better supported through this mentorship and the overall atmosphere at work improved.   (more…)

健康改善を目的とした研究と実践の連携構築に向けて

 2022-10-06公衆衛生利害関係者 

キャサリン・ブラウン、ハートフォードシャー大学 (イギリス)

このブログは、私が大学と地方自治体の公衆衛生部門の両方に籍を置き、研究、介入プログラム開発、評価スキルの活動を実践した経験を一部用いています。

あなたがヘルスサービスの委託、管理、設計、提供のいずれに関わっているとしても、サービスが目標を達成するためにはユーザーに変えてもらいたい動作が少なくとも 1 つはあると思います。これは、サービスの対象となる疾患や、伝染性 (インフルエンザ、Covid-19、結核、性感染症など) または非伝染性 (心臓病、COPD、2 型糖尿病、肥満など) に関係なく、人々の行動が病気の全体的な負担感に影響するからです。しかし、病気になるのは本人のせいで、自分の健康と幸福を守る責任は個人にあると言いたいのではありません。まったくの逆です!私たちの健康は、遺伝的、生物学的、社会的および環境的要因からも影響を受けます。健康の改善と維持のためにはこれらのファクターを考慮することも重要です。

とは言え、疾病予防には私たちの行動が重要なカギを握っていることはCovid-19パンデミック下の世界中の反応を見ても明らかです。社会的/物理的に距離を保つ、定期的な手洗い、手指の消毒、手で顔を触らない、マスクの着用、感染の症状が疑われたら自主隔離、特定の旅行先から戻ったら検疫などが必須とされました。これらのことを十分に多くの人々が実践すると、ウイルスの拡散が最小限に抑えられ、健康状態の改善が見込まれます。

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研究を実践に移すときに失われる(あるいは見つかる)こと:患者との効果的なコミュニケーション

ツザーナ・ダンクリンコヴァ、パヴェル・ヨゼフ・シャファーリク大学(スロバキア)

ほとんどの研究者は研究結果を広めることが研究参加者に対する倫理的責任の1つであるとわかっています (そして研究結果に明確で実用的な意味があることを望んでいます)が、知見を見出してから世間で実施されるまでには長い時間がかかることがあります。科学的知識は日常生活にそのまま応用できるとは限らないからです。もし応用できたとしても、徹頭徹尾システマティックに実施されることはあまりありません。
研究と実践のギャップはなぜ起こるのでしょうか?調査研究、介入方法、および推奨が次々と発表され、医療提供者はその数に圧倒されてしまいます。知見やガイドラインの実践を検討する際には、あなたの現場で本当に役に立つのかどうか考えてください。研究が提示する推奨の前提となっている状況はあなたの置かれた状況に合致していますか。 ガイドライン通りに実施するために必要なものは揃っていますか、それとも不足なリソースやスキルがありますか。患者にはガイドラインを実践するために必要なものがありますか。非常によく設計されたきわめて有望な介入方法であっても、患者と環境が「フィット」しなければ効果はありません。たとえば、スマートフォンやコンピューターを持っていない人やデジタルリテラシーが低い人に e-ヘルス(情報テクノロジーを有効活用したヘルスケアサービス)を勧めても使うのは難しいと言わざるを得ません。
知識の伝達においてもう 1 つの重要なことは、知識を使う人 (患者など) と知識を所有し共有する人 (医療従事者など) との間のコミュニケーションです。どれだけ上手くガイドラインを伝えられたとしても、それが患者にとって意味があり役に立たなければ効果は期待できません。知識を伝達する上でとても重要なのは聴くことです。話を聞いてもらえた人は、自分の知恵を活用して新しい視点で物事を見ることができるようになります。患者やクライアントの話に耳を傾けるほど、彼らの欲求は満たされ、私たちのメッセージは信用され、気に入られ、そして最終的には行動に移されやすくなるのです。このためには、あなたの期待を押し付けず患者の話に積極的に耳を傾け、口を挟まずに十分な時間を与えてください。できるだけオープンクエスチョンを使い、患者のヘルスリテラシーのレベルに合わせ、医学用語は使わないようにしましょう。医学用語を使わなければならない場合は、患者が理解しているかどうかを確認し、もし理解していないようなら用語を丁寧に説明してください。
さらに、あなたが特定の介入を提供するのを妨げる要因は何か、患者が介入を実行するのを妨げる要因は何かについて、自分自身や患者またはクライアントに尋ねる必要があります。変容プログラム、ガイドライン、介入などを成功させるには、事前に障壁となりうるものを検討しておく必要があります。おそらくすべてを洗い出すことはできないかもしれませんが、十分な時間をとって、実行する上で何が問題となりうるか、それはなぜか、どうしたらそれを予防または解決できるかについて患者と一緒に考えてください.。たとえば、患者が食生活を変える決意をした場合、患者が食事を準備するのか、またはレストランや食堂で食事をするのか話してもらってください。家で食事を作る場合、その時間は十分にあるか、時間がないとしたらどうすればよいのか。 レストランや食堂では体に良いメニューが豊富に提供されているのか。潜在的な問題を指摘したり、計画の一環として患者自身に問題を指摘してもらいながら、さまざまなシナリオを一緒に検討するのはとても良いことです。
有効な介入方法を選択し、潜在的な障壁を考慮しながら患者や状況に合わせてプログラムを調整したら、いよいよ実行に移します。介入はできるだけ明確で簡潔にしてください。たとえば、患者に運動の計画を立ててもらう場合は、いつ、どこで、どのように行うかを具体化するように促します。計画がよく練られ焦点が絞られていると行動変容が起こりやすいというエビデンスがあります。
実行すればおしまい、というわけではありません。介入が効果を発揮しているかチェックする必要があります。最後の重要なステップは、今後に活かすため、プログラムの評価とフィードバックを患者にしてもらうことです。患者のフォローを必ず行い、どのくらい実行できているか、何が有効だったかを尋ねるとともに、ガイドラインを遵守したり継続したりする上で何が問題だったか、それはどうしたら解決できるかについて話し合いましょう。

実践に役立つヒント:
1. あなたの現場に適した知見を探しましょう – 適切で有効な情報を見つけ、それが患者や状況に当てはまるか、適しているか評価してください。
2. 効果的なコミュニケーションをとりましょう– 患者と交流しコミュニケーションをとり、患者のニーズについてあなたの考えを押し付けることなく耳を傾けます。
3. 障壁について考え、それについて質問します。何がうまくいかないか、その理由と予防する方法について患者と一緒に考えてください。
4. 介入方法を明確かつ簡潔に計画します。計画的で目的が明確であれば変化が起こる可能性が高くなります。
5. フィードバックを得る- 介入の進み具合についての情報を収集し、それを今後の改善に活かしましょう。

休まなければダウンする: ヘルスケアにおける休憩の重要性

ジュリア・アラン、アバディーン大学(スコットランド)

By Julia Allan, Aberdeen University, Scotland

現代人の生活は多忙を極めている。私たちは、「スイッチがオン」になりっ放しのデジタル世界に住んでいて、仕事から完全にオフになることはめったにありません。多くの人が長時間仕事をしており、最前線で働く医療従事者はその典型と言えます。ヘルスケアの現場では長時間労働と高デマンド(患者からの要求)が当たり前、「通常」勤務の 8 時間を超えて働くことが日常で、そして重い責任が課されています。緊急処置を必要とする患者が次々と来れば、たとえどれだけ忙しくても,何時間も働き詰めだったとしても、医療従事者には医療を提供する義務があります。このように需要がひっ迫しているため医療現場では休憩はごくあたりまえに無視されます。実に  看護師の 10 人に 1 人は十分な休憩を取らず、3 人に 1 人は勤務中に食事休憩をめったに、または全くとらないことが報告されています。

休憩を取らないでいると、トイレに行けないという実際的な不快感をはじめ、健康的な食事をとる機会がなくなる、意気消沈や不満感が高まる、ろくに休まずに長時間勤務することによる認知的変化など、さまざまな悪影響が生じます。

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象と象使いをつなげる:モチベーションの役割

アントニオ・ラビサ・パルメイラ ルゾフォナ大学CIDEFES(ポルトガル); ISBNPAエグゼクティブディレクター

健康関連行動を長期にわたり持続させるモチベーションにはさまざまな要因が影響しています。行動科学者は、これらの要因をどのように組み合わせるべきかを解明しようとしています。たとえば、私はほぼ毎日ジョギングをし、30年以上続けています。私はこの習慣をどのように維持し、そしてなぜ続けることができたのでしょうか?ダニエル・カーネマンは二重システムの影響を指摘するでしょう。つまり、本能と感情を扱うシステム1と、熟慮的で意識的なシステム2があり、運動は健康に良いことを私は知っているのでシステム2が私に走れと命じていると考えられます。一方、エドワード・デシなら走ることが内発的に動機づけられていて、走ることは私の価値観やアイデンティティと合致するだけでなく、楽しいからだというでしょう。

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自分を変えるのは、自分で! 短期の思考介入

主観的な幸福は、私たちが生まれ持ったもの、生活の中で出会う状況、そして(幸運なことに!)意図的な行動によって決まります。これまでに多くの研究者が私たちの心理的機能を効果的に高める方法を検討してきました。中でも短期の思考介入(または肯定的評価)は心理的機能をポジティブに変容させてくれるツールの1つです。

短い文章のタスク(感謝のリストや手紙など)は心理的な幸福感を高めることが研究で示されています。87か国の大規模なマルチラボ研究では、簡単な再評価法(状況の感じ方を変える、または状況の肯定的な側面に注意を向ける)が、COVID-19パンデミックの間にポジティブな感情を高めたことを報告しています。ストレスを感じやすいイベントについてよく考えてみることは、そこからメリットを引き出すのに役立ちます。イベントの評価を行う間に、人は自分が置かれている状況の良い面について考えることができるのです。

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クリニックの外でカウンセリングを行う:モバイルテクノロジーの有望性

エゴン・デジョンキア& ピーター・カペンス、 ルーヴェン大学(ベルギー)

カウンセリングや心理療法の多くは、今も主としてカウンセリングルームの中で行われています。でも、カウンセリングルームを出た後で、患者は自身の問題と対峙し、良くなる機会を見つけ、カウンセリング・セッションで学んだことを実践するのに苦労することがあります。日常生活で起きていることに直接アクセスすることはカウンセリングに非常に有益であるという知見があります。そのような直接的な情報は、介入方法を決めたり、カウンセリングと実生活のギャップを効果的に埋めたりするのに役立ちます。

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患者が症状を管理するのを助ける:病識の重要性

ヤエル・ベンヤミニ、テルアビブ大学(イスラエル)

エバンゲロス・C・カラデマス クレタ大学(ギリシャ)

 

アンナとメアリーは健康な45歳の女性で、ヨーロッパの大都市に住んでいます。彼女たちの周りにはCOVID-19に感染した人が何人もいるし、COVID-19の情報にも日常的に触れています。アンナはCOVID-19が非常に深刻な病気であると信じており、もし感染したら、年齢的には深刻なことにはならないまでも、おそらく厄介な症状に長期間苦しむことになるだろうと心配しています。だから可能な限り在宅で仕事をして、外出の際には必ずマスクをつけ、そして追加の予防接種を受けようと思っています。

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ストレスの新しい捉え方は不安な心をどのように落ち着かせるのか

バート・バーキル ライデン大学臨床心理学部オランダ

PEPグループノールトウェイクオランダ

 

「感染して入院することになったらどうしよう?」「数か月請求書支払えなくなったら?」「ロックダウンは子どもたちの健康にどう影響するのだろう?」

 

コロナウイルスの脅威は、私たちの生活に大きな影響を与えています。どのような対策が必要かを判断したり、いかなるリスクが潜んでいるのかを推定するために、科学者はウイルスの流行について統計モデルを用いて理解しようとしています。これは確かにパンデミックをある程度制御するのに役立ちます。興味深いことに、私たちもそれぞれが常に科学者であるかのように行動しており、しかもその行動はより自動的になされています。人間の心は「予測マシン」で、私たちが感染したり、職を失ったり、批判されたりするリスクを常に推定しているのです。しかしながら、リスクの推定方法には個人差が大きく、中には強い不安に襲われてしまう人もいます

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医療がチームゲームなら、患者もプレーしよう:
患者エンゲージメントに関する心理学的視点

. グラフィーニャ サクロ・クオーレ・カトリック大学(イタリア)

ヘルスケアのシステムが効果的に機能するためには、医療従事者は治療の全過程で他者と協働し連携する必要があります。言い換えれば、医療が成功するにはチームワークが不可欠です。この原則に異議がなければ、患者もスポーツで言うチームゲームのプレーヤーと見なされるべきです。

この原則から生まれた患者エンゲージメントという概念は、治療の有効性と持続可能性を高めるための重要な要素です。

患者エンゲージメントとは?

患者エンゲージメントでは、患者は単なる「治療の受け手」ではなく、治療サービスの計画と実践において不可欠の存在として位置付けられています。治療に関するさまざまな課題を特定する際に患者が積極的かつ実質的に関与するプロセスでもあります。課題の中には、例えば生活に影響する事項の意思決定、ポリシーの設計と実行、サービスの計画・策定・実践、行動やライフスタイルの変容などが含まれます。とりわけ患者の心理的態度、意欲、感情、および治療への準備状態は患者エンゲージメントで最も重要とされます。

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